骨盤フラダイエット ～1～

最近は、女性達の間で、「フラダンス」が人気だそうです。

以前に、フラダンスの邦画も上映され、ヒットしました。

フラダンスとは、ご存知のとおり、ハワイの伝統音楽に合わせて踊るダンスのことです。

腰の振り方が独特なことでもおなじみですね。

実はフラダンスは、「ハワイアンダイエット」と呼ばれるほど、腰の振り方にダイエット効果があると注目され、ダイエット目的で習いに行かれる方も多いそうです。

フラダンスは、ゆったりと優雅に踊り、決して激しい動きの繰り返しではありません。

では、なぜダイエットの効果があるのでしょうか？

フラダンスのダンサーの足元を見ると、常に色々なパターンのステップを踏んでいることがわかります。

背筋はまっすぐに伸びていますが、スカートの中の膝はずっと曲げた状態で踊っています。

しかも、音楽が流れている間、動きが止めることはありません。

想像しているよりも、下半身の筋肉を使用しているわけです。

同時に、顔の表情だけではなく、指先や腕全体を用いて曲の内容を表現するので、足先から顔の筋肉までを使う全身運動になります。

有酸素運動でもあるので、ダイエット効果は一層高くなります。

加えて、フラダンスは骨盤歪み矯正の効果もあります。

フラダンスの腰の動かし方は、骨盤の周辺の筋肉と、背中の筋肉と大腿部の筋肉に繋がる筋肉を調整し、バランスを整えていきます。

フラダンスの動きを利用してのダイエット効果と、骨盤矯正によるダイエット効果の二つの効果が生じるというわけです。

骨盤のストレッチ

自宅でのちょっとしたスペースでも簡単に出来るストレッチは、あらゆる運動の基本でもあります。

そのストレッチに、ダイエット効果のある骨盤歪み矯正のためのストレッチを、取り入れてみましょう。

1．仰向けになって寝ます。

2．両手を上にし、かかとを立てるように、だんだん垂直に曲げていきます。

3．この状態のまま身体を伸ばし、これ以上伸びないというところで数秒間キープします。

4．力を抜きながら、自分が気持ち良く感じる楽な姿勢で、伸びをします。

5．そのまま、両膝を曲げ、両足の裏を合わせるようにします。（イメージとしては、ちょうどカエルのような格好です。）

6．この状態をしばらくキープしたら、また先ほどのように、楽な姿勢で伸びます。

7．そのまま、両膝を立てます。

8．両膝をくっつけながら、どちらかの膝を、逆の膝の上に重ねます。（どちらの膝が上でも、楽な方で結構です。）

9．楽な姿勢で伸びます。

10．そのまま、両膝を立て、左右に両腕を伸ばします。

11．体を両腕で支え、ゆっくりと息を吐きながら、両膝を右に倒し、その状態を30秒キープします。

12．今度は息を吸いながら両膝をゆっくり戻し、同様に反対側も行います。

このストレッチでは、1～4の動作で上半身の"コリ"をほぐします。

上半身が強張ったままだと、下半身へ集中できず、骨盤ストレッチの効果も薄れてしまいます。

5～6の動作で、骨盤を広げ、7～9の動作で、骨盤を引き締めます。

いったん骨盤を開くことにより、正常な状態で引き締められます。

10～12の動作には、ウエストを引き締める効果があります。

まずは、5キロダイエット、がんばりましょう！

骨盤スクワット

骨盤の歪みを矯正することにより、ダイエットにつながる「骨盤ダイエット」のメリットは、専用器具有無にかかわらず、空き時間を使って自宅でも簡単にできるという点です。

その反面、デメリットとして、お手軽すぎるために、つい怠けて長続きしないという点があります。

しかし「骨盤スクワット」は、一日一回行うだけなので、面倒くさがりな方にも、非常におすすめの骨盤ダイエットです。

1．肩幅程度に足を開き、つま先を外側に向けて立ちます。

2．ゆっくり一分ほどかけながら腰をできるだけ落とします。

3．再びゆっくりと15秒ほどで腰を元の位置に戻します。

4．つま先を内側に向け、最初よりも広く足を開きます。

5．先ほどと同様、腰を落としてから元に戻ります。

（腰が最後まで落ちきる前に、床に両ヒザがつかないように気をつけましょう。）

6．足の位置を肩幅まで戻し、つま先を内側に向けて立ちます。

7．15秒ほどかけて身体を前方に倒し、またゆっくりと元に戻します。

腰を落とす時は、上体が前に倒れてしまったり、ヒザが閉じきらないように注意しましょう。

最後の前屈をする時は、背筋とヒザをまっすぐ伸ばし、お尻を後方に突き出さないようにします。

以上の動作を、一日一回だけ、空いた時間に行います。

一週間継続したら、三日休むというインターバルで、体重が減り始めたら一旦休止します。

そして、体重の減少が止まったら、再開します。

体験者の話では、数週間～一ヶ月ほどで体重が減り始めるそうです。

骨盤のヨガダイエット

ヨガは、深呼吸しつつ、ゆっくり体を動かすので、苦痛を感じることは、ほとんどありません。

その動作は、主にインナーマッスルに働きかけ、体脂肪を燃焼させ、ダイエット効果も高く得られます。

ヨガには色々なポーズがあり、一つ一つが体の色々な部分に働きかけます。

骨盤歪み矯正に、非常に効果があるポーズを紹介します。

5kgダイエットにも効果的ですよ。


◆ねじりポーズ

1．正座をしたまま、右側にお尻を落とし、横座りになります。

2．左足を立て、右足を乗り越えさせ、足を交わらせます。

3．お尻が、等しくなるように座り直します。

4．右腕で左膝を、しっかり抱きかかえます。

（手はリラックスさせ、自然な位置におきます。）

5．息を吸いながら、背筋を真っ直ぐにします。

6．ゆっくり息を吐きながら、体を左側にひねります。

7．顔は、真後ろに向けるようにし、左手は後ろにつきます。

8．その状態で、呼吸をしながら10秒程度保ちます。

9．反動しないように、ゆっくり戻ります。

10．顔が正面を向いたら、手、それから足を戻します。

11．反対側も同じように、行います。

体をひねる際は、体の中心を常に意識しながら、お腹をきちんとねじり、肩甲骨を外側に開くような感じでひねりましょう。

骨盤矯正だけでなく、腰周辺の脂肪をとり、下半身引き締めというダイエット効果も得られます。

ヨガをする時は、食事の前後2時間は、あける様に心がけて下さい。

また、お酒を飲んだ後や入浴した直後に行なうこともやめましょう。

骨盤回しダイエット ～方法～

「骨盤回しダイエット」の方法とは、腰を回転するだけです。

1．肩幅に脚を開き、正面を向いて真っ直ぐ立ち、両手を腰に当てます。

2．頭を動かさないよう気を付けながら、円を描くように、大きく腰を回転させます。

3．10回程度回したら、反対側も10回程度回します。


腰を回す際には、足の裏が床から離れないよう、きちんと立ちましょう。

また、頭も一緒に回すと、効果は得られません。

頭上に本を載せて、フラフープをするイメージで、やって見てください。

慣れるまでは、全身鏡等の鏡で、点検しながら行うといいでしょう。

こういうダイエットの運動は、美肌にもいい影響が出そうですね。

骨盤回しダイエットは、リラックスした状態で、きちんとした姿勢で実行することが大切です。

体の力を抜いた状態で、体の重心を移動することにより、深層筋を効果的に鍛えることが出来るので、体の軸がどこかを自覚し、いかに軸がずれない様にするかが大切になってきます。

ゆっくりで結構ですので、姿勢に注意し、体の軸を気にしながら行いましょう。

腰にチューブを巻いて実行すると、より効果的です。

骨盤回しダイエット用に、専用のチューブも販売していますが、ホームセンター等で売られている自転車のチューブでも代用出来ます。

無いのならば、さらしやストッキングでも結構です。

使い方は、チューブを腰の真横、腰骨が当たる所から、およそ拳一個分下を、きちんと縛って使います。

運動している間や運動後に、腰に違和感があるようでしたら、すぐに中止してください。